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この章は来る世界に向けて「お勧めのストーリー」としてAKがKeen-Area Newsで紹介した記事を「人類への教科書」として掲載する物である。もちろんはるとが承認済である。

2020 The New Earth A travel report【21】ジャックとの会話

21.ジャックとの会話


動画版に関しては私の環境では非常に明瞭にセリフが聞き取れるのだが、スピーカーの特性によっては「聞き取りずらい」らしい。
特にスマフォでの視聴はBGMだけが強調され、セリフが聞こえないのでご容赦願いたい。
初期の動画に関してはほぼそのような状態であるが、すでにアップしたものはYoutebeでは修正ができないということを、ご理解いただきたい。


(訳者注:今回は「父と子と聖霊」の「子=ネイサン」に、ネイサンから見た「聖霊=ジャック」が話をします)

ウィンクと共にモジョーは森か街の中に消えていく。
角を曲がって、夢みたいに僕のシーンから出て行き、次のシーンへ入って行く。
それもまた常にそうだったんだな。
僕が見えるのはいつでも今だけ。

今や僕のマインドは自己防衛モードに固定されていないので、そういうことに気付くことが出来る。
僕のマインドは見えないゴーストみたい。
聖なるゴースト「聖霊」だ。
彼をジャックと呼ぼう。

その間にも映画は続いていく。
エンドレスに、永遠に、止まらずに、四六時中、今でも。
僕には新しい友人ができた。
見えない友人が。
これからは僕は決して一人じゃない。
ネイサンとジャックはチームだ。

完全に目覚めた意識であり、僕はその状態が気に入っている。
愛がまた僕を通して流れる。
タマラはまだ僕の隣に横たわって微笑んでいる。

「私は人をびっくりさせるのが好きなの」
彼女が愛情を込めて話す。
「興味を持ってくれて有り難う。
ネットワーク内のあなたの質問は、私のところに飛んで来たわ」

「僕の質問?」

「ええ。
あなたの真ん前に"ブラックホール" つまり知識のギャップがあったでしょう。
あなたにはモジョーが話していたエネルギーについて理解できなかったからよ。
私はこのエネルギーを扱うことに情熱を持っているの。
だから私は、自分の情熱を注いで人の役に立てるような質問をインナーネットで探すの。
これが私たちの今日のやり方よ。
あなたのフィーリングを通して、あなたは、この方面への興味をインナーネット上に送り出した。
それは誰でも見ることが出来るから、私は機会が来たとばかり飛びついたわ。
あなたはもうアップデート情報をもって いるわ。
よかったらもうしばらく一緒にいて何が起こるか見てみない?
あなたは2015 年以降の5年分の記憶がないと言ってたわね。
私の方は随分いろいろあったわ。
あなたの話が当時の記憶を呼び出して、私のスクリーンは思い出で一杯になっている。
明らかにあなたの頭にコピーせよ、ということよ。
昔の学校方式でコピーするの。
つまり、あなたがこれから見る映像について、私が話をする。
その間あなたは、私の目を通してその映像を見ていることになるの。
これはただ情報をコピーしているだけではなく、同時にあなたの共感力も微調整しているのよ。
出来るだけのことはするけれど、一つ一つやっていきましょうね。
準備はいいかしら。
そうしたいと思っている?」

「うん、もちろんだよ」この瞬間、これ以上に興味を引くものは何もない。
サミラを除けば。
今、ジャックがスクリーン上にサミラの像を映し出している。
僕はじっとしたままだが、何もすることがない。
ただ観察するのみだ。
父と一緒に意識的に。
彼 のことはパパと呼ぶよ。
僕はジャックを見守ることができる。
僕のマインドは当然、古いプログラミングに起因することを行う。
僕たち三者は、僕の観点、僕のフィルターによって引き起こされる反応を見ている。
それで気付いたのだが、僕は居心地悪さを感じている。
この状況に対する僕の気持ちが調和してないからだ。
「僕に見せてよ。僕は見たいんだ」
僕はジャックに言う。
ジャックは、サミラの顔がまだ映っているモニターを指し示す。
愛が僕を通して流れ、あらゆるものが少し明るくなる。
次に僕はパパからのインパルスを受け取り、自分の興味に従って彼女の顔を見つめたり、眺め回したりした。
今度はジャックとパパが隣同士でいるのが見えて嫌な感じがする。
ジャックが記憶の断片をスクリーン上に投げ込んでいる。
口げんか、嫉妬、ひどい瞬間の数々、そして最後には泣いている元恋人の記憶がゆっくりと現れる。
僕はそのすべてを観察する。
僕自身の不安な感覚 はこれほどまで大きくなっていたのか。
だけど罪の意識は感じない。
僕は、パパが僕の味方だから何も悪いことは起こりようがないと知っている。
ジャックが考え深そうに僕を見ている。
僕には、彼が裏で処理作業に忙しくしているのが分かる。
彼はパパを見上げると、自分の考えを僕に語りかけた。
「私は私のプログラミングに従っているのですよ。
あなたがあなたのプログラミングに従っているようにね、兄弟!私が自分を再プログラミングし始めたことを、あなたが喜んでくれるのを見るのは嬉しいです。
だけど忘れないでくださいよ。
あなたも、あなたのプログラミングの産物に過ぎないことをね。
たとえあなたが、習慣だとか観点だとか呼ぼうとも、プログラミングには変わりありません。
それはあなたをずっと盲目のままにしてきました。
私と同じようにね。
少しチームワークしてみません か?」
僕は彼を見る。
彼をきちんと見るのは初めてだ。
彼はずっと僕の右側にいてくれたんだな。
姿が見えない霊の友だち。
僕の兄弟。
長い間ちゃんと認識してこな かった、僕の大切な一部。
今はしっかり認識している。
別の人物のように。
感謝をこめて彼にウィンクする。
「喜んでそうするよ」
「タマラに戻りましょう」
彼はウィンクを返し、二人の素敵な女性にフォーカスを戻す。
パパが、僕が少し左を見るようにガイドする。
タマラの顔が僕の視界の中央に来る。
僕の内側のスクリーンにも視界が重なっている。
僕は初めて意識的に全域を見る。
家にいるような――以前には決して感じたことのない――安心感を覚える。
この「場所」って一体何だろう。
「今、ここ」とも言えるこの場所は。

この時空を越えたところを一番的確に言い表しているのは"perception"(知覚、 認識)だろうな。
それは無数の時空からできている場所で、ここでは無限の可能性と経験がある。
そしてこのような場所というか知覚は無数にあり、そのうちの 一つに過ぎない。
ここで僕はさらに大きい時空に入ることができ、他の人たちと 一緒に自分の経験をシェアすることができる。
「あなたの不安はあなたの考え方から来ています。
『僕は一人の女性に恋をしているのに、別の女性とキスをした。
タマラは僕をびっくりさせたけど、これって 浮気と言えるのかどうか。
でも僕はサミラを傷つけたくないし、ああたら、こうたら、ぐだぐだくだ・・・』わかりますか?」
「うん。わかるよ。
それが自分、ネイサンだと認識できる。
それが僕の考え方で、他の人たちが知っている僕。
僕はそのように振る舞うと思われている」
「それがまさに、私たちがチームとして、ユニットとして取り組まねばならないポイントです。
私たちは両立していますし、基本的に同じ様に機能します。
私は合理的なあり方で、あなたは感情的なあり方で。
しかし私たちは両方とも、私たちの思考や物事の見方によって、特徴付けられます。
私たちの間に上下はありませ んし、揉め事も常に不要でした。
なぜなら、どちらが欠けても私たちは何かを知覚することはできませんからね。
パパにしたってどちらか一方だけでは無理なのです。
私たちは、全体の二つの部分なのですから。
パパの無数の細胞の一つです。
私たちは同じ様に機能します。
私たちの長旅――エゴの旅と呼んでもいいでしょう――も終わりに近づいてきました。
私たちはずっと長い間、世界をあなたの観点から見ていたのです。
そこでは明晰な論理の出る幕がありませんでした。
私は何でも起こるがままにしました。
私は自分が不能になったのかと思いましたよ。
たまに頭痛がしましたよね。
そのときは考えることを中断できて嬉しかったです。
だって考える内容ときたら、無理矢理考えさせられていることでしたからね。
あなたが常に正しくあらねばならないという線に沿って、あなたの道理に沿って考えさせられていました。
おかげで私はよく胃痛に悩まされましたよ。
提案があります。
今後、私たちが共に働くときには、私が論理性を受け持ち、あなたは気持ちを受け持ちます。
そして私たちは一緒に調和を生み出すのです。
いかがでしょうか?」
「いい考えだね、兄弟。
それで君の見方からすると、タマラの件はどう解決する?」
「別のレベルで他の考え方をすることで解決します。
まず第一に、サミラはタマラです。
サミラがあなたや他の人たちであるように。
物事は自ずと起きます。
それはここでも一緒です。
別の言い方をすれば、タマラがあなたの知覚の中に入ってきたのは、あなたがそのようにコントロールしたからではありません。
仮に彼女から逃げ出していたとしても、何も変わらなかったでしょう。
あなたは彼女を見て彼女に反応しました。
あなたが逃げたとしても、彼女はまだここにいます。
あなたは何も変えることができません。
なぜなら、すべてが、一なるもの、神、パパ(名前があると便利なのでそのように呼んでいます)を通して起きるように、それはひとりでに起きるのですから。
ネイサンは、他の人たちに対しても同様ですが、サミラと、そしてタマラの両方に会わねばならなかったのです。
私たちはパパであり、望まれていないことは何も起きません。
いかなる反対意見(私たち のこの頭ではなく、他の人たちの頭の中の反対意見)も違う考え方による論理的結果です。
それぞれの考え方がそれぞれ違うものを見せます。
問題は、あなたが私の考え方に自己同一化することです。
少なくとも、ある瞬間にあなたに都合のいいものに自己同一化します。
同一化しない場合には反対します。
私、ジャック、聖霊に逆らいます。
それはエゴと同様、あらゆる細胞内で見られることです。
(たとえ私が各自に合わせて別様に機能していても)。
それは人間のようにプログラムされた細胞内だけで起きることです。
そこではエゴたちがそれぞれのエゴの旅を創り上げています。
なぜなら、エゴにはそれが必要だからです。
あなたの成長のためなので、私は喜んでお付き合いしているのです。
それでも、もしそれを終わりにしていただければ、大変嬉しく思います。
あなたに分かっていただくために、どうやって物事の見方を変えるか、例を示しましょう。
私たちは思考を通してコミュニケートしています。
私は物事を論理的に処理し、あなたは感情的に処理しますが、それはそうあるべきことです。
ナンセンスの代わりに、あることに同意しませんか。
パパは私たちを通して自らを経験しています。
彼は私たちの両方の内側にインパルスを与えます。
彼はあなたと私、私たちみんなを導いています。
もちろん、サミラとタマラもです。
パパが創り出した状況に直面しても、私たちはもう感情的に反応しません。
不安からズボンの中にクソをたれる代わりに、むしろ興味を示すのです。
あなたはこれを承知できますか?
つまりあなたは、あなたに対する固定観念の支配を手放さねばならないという意味です。
ただそれを行うことによって、あなたに何が出来るかを考えることを自分に許すという意味です。
この例えを理解できますか?
その背後にあるロジックを?
状況はあるがままのものです。
あなたはその状況を、あなたの馬鹿馬鹿しい方法で解釈し、自分の不快感に対して不平を言うこともできます。
あなたがしなければならないことは、これまでとは別の考え方をすることです。
あなたにそれができますか?
くだらないことをぐだくだ考える代わりに、もう一度、タマラに完全に興味を持ってください。
あなたがタマラから学ぶことが、サミラのためになるかもしれないのです。
論理上、そうなるでしょう。
あなたが今、意識的に何かを学べば。
あなたにそれができますか?
続けていいです か?」
「オーケー。いいよ」
と答えてから、目の前の女性の素晴らしい顔に再び意識を集中させる。
僕の感覚と時間を奪った人が、僕に手を差し出して立っている。
低速度撮影の世界にいるみたい。
"あちらでは" あまりにもたくさんのことが同時に起きているし、あまりにもたくさんのことが、僕にも毎秒起きている。
でも誰も気付いていないみたい。
僕は驚いて自分の注意がタマラに戻って行く様子を見ている。
トンネルを脱けているみたい。
2019-12-31 02:09:12
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