Human Textbooks

この章は来る世界に向けて「お勧めのストーリー」としてAKがKeen-Area Newsで紹介した記事を「人類への教科書」として掲載する物である。もちろんはるとが承認済である。

2020 The New Earth A travel report【24】エイジランド

24.エイジランド


動画版に関しては私の環境では非常に明瞭にセリフが聞き取れるのだが、スピーカーの特性によっては「聞き取りずらい」らしい。
特にスマフォでの視聴はBGMだけが強調され、セリフが聞こえないのでご容赦願いたい。
初期の動画に関してはほぼそのような状態であるが、すでにアップしたものはYoutebeでは修正ができないということを、ご理解いただきたい。


「私には信じられなかった。
起きていることがすべて2020に書かれていたんだもの。
単純化されてはいても、きっぱりとした言葉で書かれてある。
あまり細かいことは出てこないけど、理解すべき骨子はすべて押さえてある。
これからエイジランドのことが出てくるけど、自分が話したこととはいえ、当時の私にとっては5歳年上の自己が話したことだった。

Eigi(aka Thomas)はWirkarte.deで見つけて最初に訪問した人よ。
(訳注:Wirkarte.deは問題を解決したり、世界を変化させるために自由に協力し合うネットワーク)。
私にとってWirkarte.deは本の一文に隠されていたイースターエッグだったの。

私は登録するときに、他に何人くらいいるか確かめた。
登録した人同士、個人的に会ってもよかったの。

それはすごいことだわ。
一週間後に彼に会って、バウチと会うことを希望したの。

だけどバウチは本のプロモーションのために、ドイツ中を回っている最中だった。
後になって会えたけど。
エイジは私に才能があることを分からせてくれたの。
私のセクシュアリティーはちっとも歪んでいない。
私がセックスが好きで、別のパートナーがいるからといって、私は異常じゃない。
私が彼に、自分は男性の側で眠り、その人のために良いことをするのが楽しいと言ったとき、彼はただ笑っただけだった。

彼は私に言ってくれた。
『エイジランドでは、あなたのような女性は非常に尊敬されますよ。
セクシュアルなエネルギーは物理的領域で最も高いものです。
あなたがそのエネルギーを物惜しみしないのなら、多くの男性があなたに引きつけられるのも当然のことです。
ただし、そのことをあなたのエゴの餌にしないように。
それは自分の才能なのだと、ただ知っていればいいのです。
この社会では、それほどオープンでいられる女性は――自分でいたいような自分を認めてもらっている女性は――あまり多くありません。
エイジランドは違います。
私たちはお 互いに尊敬し合っている。
あなたに嫉妬したり、あなたを尻軽女呼ばわりするような女性は誰もいません。
彼女たちもあなたに助けられたり、あなたから学んだりしますよ!』
それには本当にびっくりしたわ。
彼は私をジャッジしたり、娼婦として働くようにほのめかしたりもしなかった。
彼は、私がありのままの自分自身を受け入れて、それを最大限に活かすよう励ましてくれた。
私はエイジランドのそういうところが大好き。
この哲学が生きている。
人々は平等であるという事実に即して形成された"国"は、世界中に一つもなかった。
(平等という理念が)生きているのよ!
そして人々は今でもそのように生きている。
それは他の憲法にも書かれていたり、常に引用されたりしているけれど、それは決して活かされなかった。
それは、ヒエラルキーの中では不可能なのよ。
だって、階層の中のどこかに自分をはめ込まねばならないから。
エイジランドにはヒエラルキーは存在しない。
誰もが自分の王様で、他の人たちの平和を乱すことはせず、みんながお互いに助け合う。
エイジランドには戦争が起こりっこないわ。
住民に敵なんていないのだから。
エイジランドはTerraNiaネットワークの一部なのよ。
今日では他にもたくさんそのネットワークに繋がっている。
テラニアというのは私たちの地球という意味よ。
地球はみんなのもの。
今日では誰も自分の子どもたちに、理屈上でさえ、戦争が何なのかうまく説明できないわ。
子どもたちには本当に理解できないの。
彼らの思考方法に適合しないのよ。
あらゆるものがUBUNTUなの!
(訳注:ウブントゥ。
南アフリカのズールー語で「他者への思いやり」を意味する。
Debian GNU/Linuxをベースとしたオペレーティングシステムの名前として有名)。
私たちは今ではもう、このような国家はすべてマインドの構成物でしかないことを分かっているわ。
誰も本気で国を通して自分を定義づけたりしない。
虐殺が止むと、地球は遊び場になったの。
たくさんのことが変わったわ・・・・・・」
彼女は黙り込み、じっと考えていた。
それから彼女は話を続ける。
「リチャードとの夜の後、何かが変化したの。
朝食では私たちはほとんど何もしゃべらなかった。
一晩中寝ていなかったのに元気よく旅立つ用意ができていたわ。
私たちはただお互いに微笑んでいただけ。
それで十分だった。
セックスも違っていた。
それ以降私のセックスは、その夜と同じようなものになった。
とても 気楽で複雑でなくなった。
私はセックスが何なのか徐々に理解していった。
SEXとはエネルギーを交換し合うことによる相乗効果よ。
それにはお互いをバランスさせるエネルギーが必要なの。
憎しみも愛と同じように作用し、セックスがなければ戦争もないでしょうね。
戦争は憎しみが頂点に達したものだから。
やがて愛がどんどん高まっていく時期が来るわよ。
そしてあなたがここで今日見ている世界になる。
その時期の間ずっと至るところでそうなるわ。
似たようなエネルギーが引き寄せられる。
そのエネルギー同士が出会って自由に動き回れるとき、互いのエネルギーを高め合って爆発するも同然になる。
憎しみもピークに達したわ。
それが破壊的なセックスだったのよ。
でも愛は果てしなく続いていくことができる。
なぜならそれは命を与えるし、何でも可能にしてしまうから。
だか ら当時、多くの人たちにとってセックスが、特に問題つきのセックスが話題にされていたのよ。
誰も自由に移動できなかったから、広がっていく余地がなかった。
すべてが変化したとき、私たちのセクシュアリティーも変化し、ほとんど誰にとっても物事は、あっという間に違うものになった。
2015年は大変化の年だった。
そして2016年はみんなに自由が訪れた年だった。
私たちを通して。
誰もが何が起こっているのか見ることができた。
それはミステリーなんかではなく、単純なロジックだったわ。
もしも私たち全員がすべてのことをお互いに禁じ合っているのなら、私たちは何も経験できない。
それほど簡単なことなのよ。
人々が身の周りの禁止事項をすべて取っ払って、その規制に従うのをやめたとき、人生はすぐに実体験的なものになった。
そのことで新しくいろんな世界への扉がたくさん開いたの。
あなたはSEX-セックスをサミラと初体験するわ。
私は本当にあなたとそうしたかったのだけれど、あなたが2015年に戻って自分でそれを見つけ出す楽しみと意欲を奪いたくない。
私たちはお互いに見つけ合うだろうし、あなたのインパルスに従っていけばいいのよ。
そうすればサミラの許に導かれる。
彼女に私からもよろしくと言っといてね。
彼女は私の姉なの。
行っていいわよ。私は部屋を元通りにするから。
この経験をあなたと分かち合えて良かった。
私たちは2015年の終わりに出会うわ!」
僕は彼女と笑い、彼女にキスする。
「ありがとう。何もかもありがとう!」
僕はそう言うと体を起こして出て行く。
部屋を出る途中でちらっと本を見るが、もう手にしようとは思わない。
次に何が起こるか、自分で見つける楽しみを台無しにしたくないからね!
2019-12-31 02:50:57
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