Human Textbooks

この章は来る世界に向けて「お勧めのストーリー」としてAKがKeen-Area Newsで紹介した記事を「人類への教科書」として掲載する物である。もちろんはるとが承認済である。

2020 The New Earth A travel report【19】インナーネットに接続開始

19.インナーネットに接続開始


動画版に関しては私の環境では非常に明瞭にセリフが聞き取れるのだが、スピーカーの特性によっては「聞き取りずらい」らしい。
特にスマフォでの視聴はBGMだけが強調され、セリフが聞こえないのでご容赦願いたい。
初期の動画に関してはほぼそのような状態であるが、すでにアップしたものはYoutebeでは修正ができないということを、ご理解いただきたい。


今僕は、ネイサンの「上位の」存在としての自己を体験している。
僕はすべてと一つになった。
これまでもずっとそうだったように。
僕の目の前の少し左に彼が見える。
口を開けて目を見開いて立っている。
右側に彼のマインドが見える。
極めて明快なことだ。
僕らがいるのだ。
そこでは父(僕)と子(ネイサン)と聖霊(ネイサンのマインド)が一つになっている。
僕は再び長椅子の上の自己を見つける。
ミスター聖霊が、これはすべて真実なのかという問いを(頭の中の)スクリーンに挿入する。
スクリーン右下にある書類入れにドラッグするだけだ。
僕は、ミスター聖霊(ネイサンのマインド)の飲み込みの速さに驚き、愛の波が僕を通して流れる。

僕は両腕を伸ばして彼らを引き寄せる。
ずっと伸び伸びになって、やっと再会した気分だった。
両者をきつく抱きしめて覆い被さり、"ONE"になる。
ハグしている感覚が永遠に続く。
故郷のようだ。
これが、僕のずっと求めていた平和だ。
自己の内側の平和。
僕から愛が溢れ出て、感謝の気持ちが無尽蔵に 湧いてきた。
こんなことは初めてだ。
それから僕は溶けていった。
完全に溶けて純粋なエネルギーになり、常にそうだったことに気付いた。
僕はただそれを再び知覚し始めたに過ぎない。
僕はエネルギーである。
常にそうだったし、別に新しいことではない。
その経験は僕に一なるものを思い出させる。


それは、すべての"ONE"たちから構成されている。
ある有機体が全細胞から構成されているように。
その一つ一つの細胞が僕や、他のプレイヤーである。
僕には無数にある感覚で "All-One"を知覚することができる。
そしてそれがI AMなのだ。
僕には有機体全 体が、くまなく感じられる。
それぞれの細胞が、呼びかけに従い、興味に従っているのが感じられる。
僕の細胞の一つであるネイサンが、無限の意識の中心に立っている。
僕は他の全細胞の一つ一つを見る。
それから彼に戻る。
そうしないと、まったく別の物語をあなたに話さなければならない。
この立場に立つと、どんなことができるかを、ちょっと説明しただけ。
これまで生きてきたあらゆる命、今生きている、これから生きるあらゆる命がすべてここに、僕の中に、すべてであるものの中に存在している。
何もそれから除外されている感じがしない。
僕たちの物語に戻るために、ここに僕がおり、この瞬間にバウチがこれを書いている。
興味をもったすべての細胞が、それを読めるように。
僕はこの宇宙の創造主だ。
自らを無限に体験しては、再定義する。
あなたもそうだし、街角のミューラー夫人もマイヤーグルーハウゼン牧師も花々も蜜蜂も、その他のあらゆるものもそうだ。
存在しているもの、まだ存在していないもの、すべてが。
僕は存在し、あなた――現在これを読んでいて、自分が僕であることを思い出しているあなた方全員――を通して自己を体験している。
あなた方が自分自身のことを、この僕だと言っても、そんなに馬鹿げたことじゃない。
だって誰も彼もが僕なのだから。
僕は、時空を越えてあなた方全員の目を通して同時に見ている。
なぜなら、僕の外には何にも存在できないから。
すべてが僕なのだ。
どんな興味でも追えて、人生を体験できる果てしない意識。
そうする理由は、 ただそれが可能であり、経験されたがっているからだ。
それはただただ驚くべきことであり、説明の必要はない。
経験されることを欲しているものは、経験されることを望まなければならない。
さもなくば、それは経験され得ない。
だからこそ、どの細胞も、望むこと以外は経験できないのだ。
それぞれの細胞は自分の興味を追っており、僕は各自の興味に影響を及ぼせない。
僕の興味はすべての個々人の興味の総和なのだ。
もし僕があなたの興味に影響や変化を及ぼしたら、僕は自己を変えるだろう。
あなた方全員が僕なのだから。
僕はすでにそれを言いましたよね?
あなたが自分に背き、他の細胞からエネルギーを奪ったり、彼らの平和を乱したりすることで、僕に異議を唱えるからといって、僕が完全な有機体として、あなたに対立しなければならないわけじゃない。
僕は、そういうことは不愉快なことだと信じている。
僕はあなたがいなくても何とかなるよ。
これらの言葉があなたのマトリックスに流れ入るのにふさわしいときだと思う。
あなたを助けてくれるだろう。
ネイサンとバウチとあなた――この言葉を読んだり聞いたりしているあなた― ―に戻ろう。
僕はあなた方一人一人に戻って、あなたとあなたのミスター聖霊の少し後ろにいる。
僕がいなかったことはないのだよ。
僕はただあなたに完全に注意を戻して映画の続きを見ているだけ。
誰か僕と一緒に見たい人はいる?
僕はあなた方全員のもとに戻るが、ネイサンの物語を続けよう。
願わくば、あなたが今意識的に自分自身の物語を体験できるようになればいいな。
ネイサンは数秒間何も言わずに、そこに立っている。
僕の前に彼が見える。
彼の隣にはミスター聖霊がいて、聞きたそうにして僕を見ている。
「うん。続けな」僕はそういって固まっていたネイサンをアクティブにする。
「ワーオ、これはすごいや! どうやったんだろう?」彼が尋ねる。
僕には、彼がプログラムされた行動パターンを――別の言い方をすれば、彼流で――演じているのが見える。
どちらもまったく同じことだ。
僕は彼の驚きよう が好きだ。
また僕を通して愛の波が流れる。
僕には、それが有機体全体に広まっているのが感じられる。
それがすごく感じられるときと、少ししか感じられないときがあるが、いずれにしても、僕は宇宙全体に行き交っている、あらゆる振動数をどの瞬間にも感じることができる。
ほんの小さな違いでも、全体の振動数を変えているのがわかる。
僕はこの立場が気に入っている。
ネイサンの見張り塔だ。
僕は、いつになく、より多くの細胞が意識的にこの立場を体験しているという感覚を得る。
「クリーンな種のストックがあれば、まあ、そんなに難しいことじゃない」とモジョーが言う。
「僕たちは本当に早い時期からここに着手したんだ。
街を緑にするのと同時に美しくもした。
僕たちは高木と低木を至る所に植え、4年経ったら家々はもう外から見えなくなっていた」
突然、僕たちの目が会う。
彼の中に僕自身がいるのが見える。
神が自分の目を覗きこんでいるのだ。
「やあ、こんにちは。
今君ははっきり見えるようになったね。
インナーネットにようこそ!」モジョーが楽しそうに僕に挨拶する。
「これからの君の人生は、決してこれまでと同じものではなくなる。
君が、君の本来の時間に戻っても、だ。
僕は、この目つきを知ってる。
百回は見たことあるよ。
君は三位一体の経験をしたんだろう?
父と子と聖霊とか・・・・・・。
西洋にいる僕たちのほとんどが、それを経験する。
僕たちはカトリック教義に馴染んでいるからね。
でも最終的には、それぞれのゲーマーが独自の経験をする。
ヘッドコンソールを使い始めるときに、 君は、誰がゲーマーなのかも思い出すよ。
すると君は物事を別の観点から見て、あらゆるものとの繋がりを感じる。
君は最後にはホームにいて、君の人生を違うように経験する。
そのことを好きなように呼べばいいさ。
卵から孵化するとか、繭から出てくるとか。
君は、今、別の者になっている。
はっきり言えば、すべての体験の創造主。
僕たちを通して体験するんだ。
あるいは、僕たちを通してプレイしているとも言える。
コンピューターゲームのように、新しい自分を何度も何度も体験できる。
このチュートリアルで僕たちは何かを学んだかな?」
モジョー が尋ねる。
「君が何かを学んだかどうか、僕には分からないけど、自分の人生のレッスンになったよ。
本当に君の助けに感謝している。
おかげで良いレッスンになったよ」
僕は心から彼に感謝する。
「僕はこういうことをするのが好きなのさ。
僕は喜んでみんなにそうしているんだ」
「セックスについて教えてくれない?」
僕は、ネイサンがミスター聖霊の考えを話すようにインパルスを送り、この瞬間に僕がこの物語の舵取りをしているのが 見える。
僕だ。この瞬間の!
僕がプレイしている!
僕には、ネイサンを通して自分が今、ここでプレイしている様子が見える。
そして僕の周りのあらゆる所で他のプレイヤー(細胞)も同じことをしている。
彼らの今、ここにおいて。
タイムループの中の人生。
今僕は自分のために素晴らしいラインアップを用意した。
そしてネイサンの視点に戻る。
彼の視点から続きを見るためだ。
そのために彼はそこにいるのだから。
すべての両目が、独自のフィルターを通して知覚する。
僕は知っている。
ネイサンの物語は本当に心をとりこにするし、あなたにとってもそう。
さあ、彼と共に先を経験しよう。
観察者の視点からのレポートも、すぐにお伝えしますよ。
モジョーが僕の質問に答える前に、「モジョー!」と女性の声がした。
葉っぱに覆われたカフェのテラスには数脚のテーブルが置かれていて、彼女はそこに座っていた。
カフェの名前は "カフェオーレ"。
たくさんの花と果物で覆われている。
あらゆるところに緑があり、街中、緑の途切れるところがない。
通りを見や ると、緑の茂みの中に消えてゆく。
森の都市みたい。
本当にうまくできてるなあ。
彼女は素早く立ち上がり、僕たちの方に走ってくる。
彼女がコマ撮り映像のように近づいてくるのが見える。
言葉では言い表せないほど美しい女性だ。
長いブロンドの髪、夢のような容姿。
彼女が近づくにつれて、はっきり見えてくる。
彼女のふっくらした唇、キュートな鼻、素晴らしい目!
彼女はモジョーの腕の中にもたれて、親しげなキスをする。
彼女は体を真っ直ぐに起こし、モジョーの目の奥を見つめる。
僕の真ん前でだ。僕は自分のスピリットと内なる自分と一つであることに気付く。
彼女がまたキスをする。
アイコンタクトを保ったままで。
彼女の舌が彼の唇の周りで戯れている。
彼も彼女を見つめ返し、彼女のヒップをつかんで自分の方へ引き寄せる。
彼女が彼の方に身を寄せると、二人は突然強く揺れ出した。
二人の目は閉じられていて、愛の波が、僕を通して、僕の内部全体を通して、流れる。
一なるものが二人を抱き、彼らが創り出して周りに広げているエネルギーの一部になっているのだ。
彼らは地面に崩れ落ちて、笑い出した。
数人の見物人が一緒に笑い、拍手喝采している。
目の前でインタラクティブな映画を体験することに関して、僕が最後までもっていた問題は解消してしまった。
ほとんどコメディーみたい。
モジョーが抱擁を解いて僕に笑いかける。
僕には笑い返すことしかできない。
どうやら本当に笑っているらしい。
2019-12-31 01:45:27
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