Human Textbooks

この章は来る世界に向けて「お勧めのストーリー」としてAKがKeen-Area Newsで紹介した記事を「人類への教科書」として掲載する物である。もちろんはるとが承認済である。

2020 The New Earth A travel report【18】ゲームスタート

18.ゲームスタート


動画版に関しては私の環境では非常に明瞭にセリフが聞き取れるのだが、スピーカーの特性によっては「聞き取りずらい」らしい。
特にスマフォでの視聴はBGMだけが強調され、セリフが聞こえないのでご容赦願いたい。
初期の動画に関してはほぼそのような状態であるが、すでにアップしたものはYoutebeでは修正ができないということを、ご理解いただきたい。


「数十億人がオンラインでOKiTALKフェスティバルをフォローした。
そしてそれが最初のオンマインド大会だった。
とても多くの人たち――数百万人――がマトリックスの各々の部屋で、オンマインドでコンタクトした。
世界中の都市、その他の場所で、大勢の人達が集まり、そのフェスティバルを世界中に広めた。
それにはたくさんの名前がついて、おなじみのものになった。
今日でもなお僕たちは、集まったり、それぞれの道を歩んだり、自由にしている。
僕たちは鳥の群れのように常に繋がっていて、だれも独りぼっちじゃない。
今日、君と僕がばったり出会ったように、僕たちはダンスのように誰かと出くわす。

有機体の個々の細胞が自分の興味に従いながらも、流れるような動きとなって僕たち全員が繋がっている。
ときには遠く離れ、ときには一緒になり、けれども一切が無常であり、僕たちはいつでも自由だ。
嫉妬心が芽生える理由はない。
僕たちはそれぞれ自分の面倒を見られるからね。
誰かを欺したり、インチキをしたりするような人は、もういない。
それは僕たちにとって良くないことであり、それのみが、僕たちの足を引っ張るということを、みんなが理解しているから。
変化は、僕たちみんなが自分の考えや気持ちを言えるようになったことの、論理的帰結だよ。
そして何も悪いことは起こりえないと分かっているので、コンソール上のゲームのように、安心して一緒に訓練できた。
本当に当時はびっくり仰天するような変化だったよ!
友よ、本当にOKiTALKフェスティバルに行くことを勧めるよ。
大勢の人が後になって後悔したのだから。
というのも、そのフェスティバルはもう二度と開催されなかった。
なぜなら、その必要がなかったから。
最終日、あれだけ大勢いたにもかかわらず、全員が会場をきれいに片付けてから去った。
みんなでそれができることを示したんだ。
たくさんのマークは残っていたが、一片のゴミもなかった。
マークは数ヵ月後には消えていた。
人々はただ立ち去っただけじゃない。
オープンなスピリットで心を満たして戻って行った。
それがフェスティバルの意義だったんだよ。
彼らは新たな人脈、インスピレーション、体験をたくさん他の人たちとシェアした。
そして誰も、翌年に再びフェスティバルが開催されるのを待っていたいと思わなかった。
彼らがその後どこへ行ったかは問題じゃないし、多くの人たちが、もと来たところへは戻らなかった。
彼らは友だちを連れて行った。
人生を享受したいという熱望と共に。
繋がっているという感情と共に。
そして無 条件の愛と共に。
彼らは、自分がたどり着いたあらゆる場所でそれを広めた。
オンマインド・ゲーマーの自由に向けた最後の行軍は、ただ生きることだった。
それは本当に真価を発揮し、影響を与えた。
「世界平和?」
「うん。そう言えるね」
「オンラインゲームについて初心者向けの助言をしてくれない?」
「もちろんだよ。そのために僕はここにいるのだから。
OK。こうやって始めるんだ。
君の想像力、つまり僕たちのマインドの中のものを見る能力が、君にヘッドアップ・ディスプレイ(訳注:ヘッドアップ・ディスプレイの一般的な意味は、航空機などのフロントガラスへの計器表示。
頭を上げたまま、すなわち前方を見ながら計器を見られる)を使用する機会を与える。
君のすべきことは、それをイメージすることだ。
スクリーンをイメージしてみて。
左端の領域に上から下にスロットが並んでいるよ。
このスロットの中に、君の知っているやりたいゲームを挿入できる。
一度に一つのゲームを行う従来のコンソールとは違い、好きな数だけ同時にできる。
その場合、すべてのゲームの世界が一つになる。
ゲームを好きなように停止させることもできる。
ただ自分で停止させているところをイメージ すればいい。
普通は思考だけで十分なんだが、それぞれにON/OFFボタンをつけておくと楽かもね。
慣れるまで少し時間がかかるけど、やっているうちに、ほとんど眠ったままでもできるようになるよ。
今度は水平のタスクバーをイメージして。
そこには、君が出会い、その振る舞いを見たことのある、すべてのキャラクターが揃っている。
中には特定のフィギ ュアを使わなければならないゲームもあるが、そのうちのどのフィギュアにするかは、君のセットアップ次第だ。
タスクバーの左には君が一番使うキャラクターが、右には他のキャラクターが出ている。
君がある状況に陥り、問題を解決するために特別なアクションが必要になったら、問題を解決するよりも、あるキャラクターを登場させるとよい。
ただそのキャラクターをクリックするだけでアクティブにできる。
同時に多数のキャラクターを演じることもできる。
Mega Manみたいなもんだな。
彼はグループ化されたキャラクター全員の能力と経験を持っている。
君も今一つもっているね。
ネイサンのことだよ。
彼に関しては、君の好きなようにできる。
デザインし直したり、名前を付け替えたり。
もっと高いレベ ルでは、女性にもなるよ。
そして君は他のキャラクターを開発することもできる。
だけど知っておいてね。
他の人たちには、君が現在演じているキャラクターではなく、君の振動数が分かる。
言わば、君のプロフィール写真だな。
彼らにとって、 君はいつでも同じに見えるんだ。
君は一つのアバターと一つの体を持っており、それを通して君は、君のすべてのキャラクターやエゴを演じる。
だから君にはそのすべてを、そのアバターの内側で知覚できるんだ。
君のキャラクターたちを使ってどれくらいプレイするかで、君の体が変化し始める。
練習すれば、好きなように変えることさえできるようになる。
君はマルチプレイヤー・モードで他のアバターとも一緒になれる。
他のアバターに接続したり、交換したりして、あらゆることをする。
新しい種類のセックスみたいなもんだけど、僕には説明できないや。
まだ君には理解できないからね。
時間をあまりかけなくても自分で全部できるようになるよ。
ああ、見て。
街に着いたよ」
ネイサンがそこにびっくりして立っている。
僕には、彼が口を開けて目を皿のように大きく見開いて、そこに立っているのが見える。
僕は愛を感じることができる。
「信じられないや!」ネイサンのマインドがスイッチをオンにする。
「僕は1時 間も歩いていたというのに、見えなかったよ!
まさかこんなこと。
すごくいけてるんじゃない?
景観を損なわずに街が築かれているなんて、気持ちいいよね」
どこかで聞いたことをメモリーから取り出した台詞。
TVで聞いた台詞で、感じがよかった。
「ここは景観を損ねていないばかりか、外からは見えない! どうやってんの?」
ネイサンの想像のスクーンにブラックホールが出現する。
僕らには、これに関する情報が何もなくて理解できない。
すると、今までそこになかったものが現れる。
ネイサンのマインドがインストラクション、命令を待っている。
僕は自分がプレイヤーであることを認識した。
僕はXBoxコントローラーを手にして長椅子 に座っている気分。
完全に混乱している。
目の前のスクリーン上で、特定のプログラミングに基づいてすべてのことが起きているのが見える。
僕は正しいときに正しいボタンを押せばいいのだ。
僕は僕自身を認識する。
もうネイサンのマイン ドには、二つの声はない。
沈黙しているのが僕のだ。
それが僕だ。
そして僕には、いつでもそうだったことがわかる!
2019-12-31 01:36:05
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